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一関市
県南エリア
奥州三十三観音 第20番札所本尊:千手観世音菩薩(徳寿院本尊:延命地蔵尊)
長泉寺
永保2年開山当時は日輪山蓮華院永保寺という天台宗の寺でしたが、後に亀峯山長泉寺と改め曹洞宗となった。草創以来900年の伝統を持つ古刹で孫末をあわせると20ヶ寺を超す門葉の本寺です。境内の観音堂に安置されている「小葉山観音」は、奥州三十三観音二十六番札所として有名な観音です。
木造観音菩薩坐像
一関市の東川院に安置してある像高114.3センチの像は、針葉樹材の寄木造で漆箔仕上げ。 平安末期の彫刻様式を示し、奥州藤原三代の平泉における寺院造営にたずさわった仏師の手による制作と推定される。 彫刻が優れ、在銘の像としては保存状態がよく、光背、台座、法身の3つがそろっているのは県内でも数少ない。 平成30年、国の重要文化財に指定。
興田神社
養老元年勧請。「お妙見さま」として古くから地域の人々の信仰が厚く、また、本県最古の在銘鰐口の「銅鰐口」や阿部貞任が着用していたものを源頼義が奉納したと伝えられる「金銅製前立」などの県指定文化財を所蔵している。本殿の彫刻は一見の価値あり。毎年1月初旬には蘇民祭が開催される。